オーストラリアwithスペシャルキッズ

個性的な息子たちが日本デビューする日まで

森の中で魔が差して

イースターの初日Good Friday、我が家は車で3時間くらいの国立公園、Wilsons Promontoryへ出かけていました。

キャンプ場は出かけると決めたときにはもうフルブックだったので、キャンプ場にはいかずにその隣のサバーブにある(といっても車で30分くらい)メンターさんの友だちの家に泊まらせてもらいました。

そこでDS1がキレまして。

そのお友だちの家の裏は小川の流れる森。

満月のせいもあったと思うけど、あまりに辛くなった私は魔が差して。

ここでDS1が迷子になちゃったりして。

とか、

私が森に入って行方不明になるのは楽かもしれない。

って一人で森に入りました。

ちょっと茂みに入って考えにふけっていたら、落ち着いたのか、DS1が森の中の私を迎えにきました。

こんなことがあったので、自閉症の男の子がキャンプ場で行方不明というニュースがあってビックリでした。

シンクロしすぎ。

絶対に見つかるって確信していたのだけど、本当に見つかってよかったです。

自閉症啓蒙月間というのもあるけど、実はイースターでクリスチャン精神の賜物だったのでは?

それはそれはすごい数の捜索に加わったボランティアの人々。

さすがオーストラリア。

ニュースでは原因まで言及してないけど、親御さんも魔が差したんじゃないかなと思ったり。

私みたいに育児ストレスがあったかもしれない。

だって、普段はもっと気を付けてると思うんです。

一瞬のすきが命取り。

でもイースター満月のキャンプでちょっと目を離してしまった。

彼の名前Luke:クリスチャンネーム(聖書のルカ)も奇蹟を引き寄せたと思います。

定型発達児であれば恐怖心や不安がすごいストレスになって命を縮めるのだけど、彼は自閉症ゆえに行方不明になり、自閉症ゆえに助かったのかもしれない。

5日間も一人で山の中で過ごして、救出後は脱水症状と低体温症の治療を受けて安定しているとのこと。

出来過ぎなくらいの奇蹟的な出来事でした。

そして私は魔が差したとは言え、山の中で行方不明になろうとか考えた自分を反省しました。

DS1もそのあとはだいぶ落ち着いて(それでも暴言がひどかったけど)、翌日は予約していたChurchill Island Heritage FarmのLEGO セッションに寄って、無事家に帰りました。

DS1もまだまだ対応が難しいけれど、この秋休みはだいぶ自立してきてます。

神様に感謝☆