オーストラリアwithスペシャルキッズ

個性的な息子たちが日本デビューする日まで

格下げ、オーストラリアの自然代替医療

これは今に始まったことでなく、2010年からの話だそうで。

https://www.nhmrc.gov.au/health-topics/complementary-medicines

(ちなみにだから現トニーアボット政権のせいではないと思われ・・・)

で、2012年に始まった見直しの詳細

http://www.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/phi-natural-therapies

ちょっとややこしい話だけど、オーストラリアの民間保険は任意。

加入者はプレミアム(掛け金)を払う。

連邦政府は民間保険加入を奨励していて、その掛け金の一部は税金でカバーされている。

加入者は代替医療を受けた時に受療法費の一部還付を受けられるが、その還付金はすべてが加入者の掛け金からではなく税金でもある。

(と私は認識してる)

日本語の代替医療マーケティング(セールス)でよく使われるキャッチコピー

「オーストラリアでは保険がきくほどに効果が認められている◯◯」

これが崩壊の危機です。もう保険がきく治療・医療ではなくなる。

私は自分がその業界に身を置いているけれども、アンチCAM業界で。

自分の仕事は好きだけど、業界が嫌い。

うまいこと言って、いかに他人にお金を使わせるかを考えてる人ばっかり。

この前みたとあるサプリ会社のセミナーのキャッチコピーもひどい。

「副腎疲労を学んでじゃんじゃん儲けましょう」って。。。

ほんとにうんざり。

今、ほとんどの民間保険会社が認めてるセラピーで、

このレビューにひっかかって還付が受けられなくなるのは・・・

レメディアル・マッサージ、西洋ハーブ、ナチュロパシー、ホメオパシー

つまりまぁ、表向きは効果のエビデンスがない!ってことだけど、他にも

これらのセラピーを受けた加入者の還付金不正受給が多いのが問題だったりして。

今回本当にこれらのセラピーが民間保険から還付の適用外になったら、

自然淘汰というか、増え過ぎて玉石混合の代替医療業界、

もっと良い方向に進むのではないかと。(私はいつも前向きです。)