知ってるようで知らない「酵素」。
☆腸から自閉症改善を目指す記事です☆
こんばんは。
昨日、大学の看護系科目の筆記課題が返されました。
良くないとは思っていたけど、あまりの点の低さに自分でもびっくり
もうホントにやる気が失せちゃって、将来について再検討中。
さて、酵素。
私たち、「酵素」の何を期待して口から摂取するんでしょうね?
英語ではenzymeといい、生理学でいつも出てきます。
細胞レベルで化学反応を促進する触媒として作用するタンパク質。
食物酵素にPhytoZymeという名前&商標をつけたものもあるみたいです。
で、「酵素」をさらっと検索しただけでもスゴイ
特に販促サイトやブログ(特にダイエットや美容)の嵐。
そして酵素に否定的な意見のサイトも探してみました。
英語
日本語でも酵素についての質問回答お助けサイトで説明されてるのも、
酵素は化学反応の触媒だ、だから栄養にはなり得ないのでは?という説明。
なるほど。
しっかし日本の商品販促サイトって、すっごい言葉をすり替えてます。
言葉のトリック体には酵素が大事、だから酵素を摂取しようって。
違うと思う。
酵素は体内のいろんなところで作られるし、それは自力生産するもの。
酵素は種類が多すぎるし、口から摂取して補えるものではないと思う。
胃で作用する消化酵素を胃の働きが悪い時に摂ったら
少しは役立つかもしれないけど。。。
digestive enzymeで検索したらいろいろデータが出てきました。
西オーストラリアでの研究だそうです。
http://link.springer.com/article/10.1007/s10803-010-0974-2
可能性としては食物の品種によっては有効かもしれないけど、
残念ながらコントロール群と比較しての有意な差はなかったようです。
わたし的には酵素そのものを摂ることは重要ではない気がします。
それよりは、有効とされるものは消化酵素も含めて酵素ではなくて、
bacteria微生物(菌)が作り出す酵素、発酵したものと考えると
しっくりきます。
野菜を生でとることで酵素が摂れる・・・というのではなく、
微生物の助けを借りて生の野菜の栄養素、食物繊維を消化吸収し、
便通がよくなる、など腸内環境改善して健康になる、
ということかと思います。
それにしてもなぜ酵素って言葉が巷にあふれるようになったのか?
流行らせたい人、流行らせる人がいるんですよね。
「生野菜や発酵食品摂取で健康に!」だと、ちょっと目新しさに欠ける。
代わりに「酵素」だったらなんとなく効きそうな気がするからって
マスコミの判断で酵素という言葉が広がったとか?
日本だと酵素栄養学とかって言葉もあるみたいですが、英語には
そういう言葉・表現はありません。。。
何か酵素を摂ったほうがいいのかなと思いましたが、
もうやっぱり基本はシンプルイズベスト。
植物性発酵食品メインで自閉症改善、がんばります。
自閉症の腸内改善、いかがでしょう?
おまけ
酵素とか微生物でわかりやすいサイト
粟長醤油 http://www.awacho.co.jp/index_m.htm
私的企業の植物発酵飲料を公立機関に委託した研究(注・バイアスありかも)