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オーストラリアwithスペシャルキッズ

個性的な息子たちが日本デビューする日まで

グルテンが自閉症の原因か明らかにする研究。

こんにちは☆

夕べ調べているうちに、2008年に発表されたテキサス大学の研究を見つけました。

パイロット研究ー自閉症児の食事と行動

自閉症児の摂取食物中のアレルゲンが腸を変化させうる。

機序的には腸を「脆弱」にし、脳に影響を与え、行動を変容させる。

メディアでの紹介例

http://www.sciencedaily.com/releases/2008/08/080807175440.htm

その発表からかれこれ4年は経過していて、研究は終わっているようですが、

論文として発表されていないようです・・・

http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01625299

研究の正式名称は

PILOT STUDY: The Physiological Basis for Dietary Protein Intolerance in Children With Autism

グルテン及びカゼイン自閉症の発症・症状と関連があるとか、原因と

言われているけれども、厳密な方法による研究はほとんどなされていない。

つまり現状、臨床家の経験と仮説に基づいて、保護者の確信をもとに

正規の医療外でグルテンカゼインフリーの食餌療法が行われているわけです。

研究が難しい理由。

なんせ食事というのはその一瞬で終わるものじゃないので時間を追って

ある程度の期間が必要。

また、研究にきちんと協力できる被験者も必要。

で、この研究のサンプル数12。

うー、二重検盲法(コントロール群と対比させる)だけど、

被験者の年齢はバラバラだし(これは実は問題アリと思う)、

ちょっと無理があるかも。。。

でもパイロットスタディとして鳴り物入りで研究されたようなので

ぜひとも論文になって結果を世に出していただきたい。

ただ、この結果、本当にグルテンカゼイン自閉症の症状

(行動)の原因を示唆する有意な結果が出た場合、

アメリカの農業・酪農業界からの圧力はかなりのものだろうなぁ。

だからこの手の研究はスポンサーがつきにくくて

なかなか実践されないんだろうなぁ。

結局、子どもはどんどん成長して行き、時間は流れる。

親にしてみれば研究結果を待ってることはできない。

幸か不幸か、論文のエビデンスがなくても経験だけで

仮説を肯定し、診療している臨床家はいます。

子どもの食物アレルギー症状というのは、体(腸)の発達とともに

良くなることも多いです。

ウチのDS2も、生後7ヶ月、かなり衰弱した状態で入院したときは

ほとんどの食べ物にアレルギー反応が出ていました。

(知らずに母乳を介してアレルギー反応の全身湿疹~ブドウ球菌感染)

なのでその後しばらくは病院で処方されたアミノ酸パウダードリンクが

彼の主食になりました。

最初は小麦、卵、乳製品、ナッツ、他にもいろいろ、大豆もダメでした。

でも1歳を過ぎて大豆のアレルギー反応が消えました。

これは本当にうれしかったです。日本人にしょうゆと味噌はかかせない。

(最初はヒエしょうゆでしたけど)

小麦も、どこかにひそんでいる程度の食べ物なら最近は問題ないです。

もしかして、アレルギー反応が皮膚に出たから、DS2の脳への影響は

少なかったのかもしれない。

客観的にわかるアレルギー反応のせいでグルテンカゼイン

摂らないで済みますから。

実際のところ、DS2も自閉症的なところは多々ありますが、

診断まで至っていないんです。。。

つまり、皮膚に出たから脳への深刻な影響を免れた。

で、自閉症児の場合、本当はアレルギー的な反応があるのに、

皮膚にでないで脳に影響したということも有り得る!

アレルギー反応はなくても皮膚が弱いという子どもの腸は、

グルテンカゼインに弱いかもしれないです。

自閉症児の皮膚の弱さも、グルテンカゼインフリーにした場合に

効果がでやすいかどうかの指標になるかもしれません。

皮膚の弱さは、足の裏、手のひら、指先で判断しやすいです。

細かいシワが多いとか、水やお風呂ですぐ皮がふやけて剥けるとかは

わかりやすく、皮膚が弱いということになります。

他にも皮膚=腸が弱いかどうか触診・擦診でほぼ見分けがつきます。

そしてこういう皮膚・腸の弱さも、歳を取るごとにやわらいでいく

(皮が厚くなっていく)から、自閉症児の皮膚の成長をみながら

腸改善の食餌療法をしていくほうがいいかもしれません。

私のウンチクを読んでくださり、ありがとうございました☆

おまけ

中国医学では、腸と皮膚は肺(呼吸系)の経絡に所属します。

おもしろいのは、体の表の皮膚が陰に相当し、内側の腸が陽です。

いろいろ意味があるのだけれども説明が長くなるからパス~