自然医療が西洋医学に信用されないわけ。
ここメルボルン、連日午後になると異常に暑い日々が続いています。
私は統合医療を目指していまして、最近Livingsocial(大きな割引で集客する広告サイト)にあった広告が気になりました。
Comprehensive Live Blood Analysis and Full Body Energy Screening ($39) or Iris Analysis ($29)、通常価格はそれぞれ245ドル、125ドルという検査。
IrisはナチュロパスのIridologyかなと思いつつ、血液分析をやるからには医師DOCTORがやってるクリニックなのかな?と。
で、彼らがどんな人たちなのかみてみました。
医師はいないですね。。。
検査はどうやるかというと。
物議を醸しているVegahttp://en.wikipedia.org/wiki/Vega_machineという検査をする会社の機材をクリニックに導入してあるらしい。
私といえば、昔全くVegaを知らずに、そこの検査を生後3ヶ月のDS2のためにってことで高額出して受けさせられたことがあり・・・マネービジネスだなという印象です。
代表者は。。。
ナチュロパスがいて、名前の後ろに ND と名乗るのはいいとして。
(でもアメリカのNaturopathic Doctorとは教育レベルからして全く別物ですよ!)
もう一人はDr ってタイトル。
でも資格をみると学士号。
PhDもなく、ましてや医師でもカイロプラクターでもオステオパスでもないのに、Drつけるの止めてほしい。
メルボルンってシドニー以上に、自分のタイトルに Dr をつける鍼灸師が多いです
私が所属している団体、ATMS(www.atms.com.au)に限っては、年会費が他のプロ団体より安いので気軽に入会する代替補完医療施術者・治療家が多いけれども、けっこうタイトなCode of Conduct(メンバーに求める施術規制みたいな)があります。例えば、PhDのない鍼灸師がDrをつかうことを禁じてます。
まぁ彼は違う団体に所属しているので、そこはタイトルに規制がないのだろうけど。
でも世の中のジョウシキとして、しかも医療関係者がDoctorを冠するなら、医師かカイロかオステオかPhD保持者ってみなすと思います。
鍼灸師は非常識な人が多いみたいです。
彼らの気分は医師、なんだと思いますが、こういうことをすると西洋医学サイドの反感を買いやすいのでは?
西洋医学・通常医療と東洋や自然医学・代替補完医療が統合する医学(研究)と医療(実践)。
こういうダマシみたいな広告を見るにつけ、道は険しいなぁと感じます。